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82話 コウジも大学生

Penulis: satomi
last update Terakhir Diperbarui: 2025-07-26 11:48:11

 これで思い残すことはない。

 あ、受験。父さんと母さんの母校に合格しました。なんか知らんが、担任にえらく褒められた。

 現金くれないならなぁ。

 あ、撮りためてた女バージョン動画、投稿しよう。

 *******

 翌日、教室は妙なテンションでの男共の叫びが聞こえた。

「あんな女王様なら、俺も踏まれたい!と強く思った」

「「「俺も」」」

「バカじゃないの?」

 俺も思う。

「あんな女王様いるわけないでしょ。いてなんかボンテージのSMプレイって感じの女王様でしょ」

 ああ、それ系のお店にいる方ですか?

 俺は受験終わったけど、私大受験はまだじゃないか?あと専門学校とかか?こいつらの進路は知らん。

 4月になり、入学式。俺は、黒縁眼鏡を外し、髪を整え、背筋を伸ばしての初登校。いきなり逆ナンパされた。早っ。

「うちのサークルに入らない?無理にお酒飲ませたりはしないわよ。うーんとハタチ未満よね?」

「あ、一応18才です」

 父さんと母さんも大学のサークルで出会ったっていうし、いいよな?というわけで、俺はこのお姉さんについて行くことにした。

「おっ、早速新入生を連れてきたか!ふーん、『K』様に似てるのな?」

 本人ですから。

「ちなみに何をするサークルですか?」

「楽しいことなら何でも」

 うちの謎の家みたいだな。

「名前と学部をここの紙にとりあえず書いてよ」

 俺は‘田中コウジ 工学部1年’と書いてサークルの責任者の男に渡した。

「さっきの彼女は‘加賀ユカリ 文学部2年’だ。俺?俺は……。‘鈴木キラ 理学部修士課程1年’だ。この名前なぁ。いくらキラキラネームが流行っていたからってつけられた方は恥ずかしいんだよ。就職したら、この名前の名刺。名刺交換が恥ずかしい!」

 コウジで良かった。ありがとう!父さん、母さん!

 その日の夜、新入生歓迎会という名前の飲み会があった。俺はソフトドリンク飲んでたけどね?

 ユカリさんかぁ。美人だよなぁ。お近づきになりたいなぁ。ってなんだよ?考える事はみんな同じ?ユカリさんのまわりに新入生たちが群がってる。しかも次々とお酌をしようとしてるのか?

 これはあれだな…彼女の介抱を名乗り出て、そのまま既成事実ってパターンか?ユカリさんも薄々気付いてるっぽいなぁ。

「ユカリ!帰るぞ!」

 そう言って、俺は彼女を男共の輪から連れ出した。さも彼女と「同棲し
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